変愚蛮怒との違い
Frox は Angband から Zangband・Chengband・Composband と続いた先にある。 変愚蛮怒とは兄弟のような間柄で、画面も操作もよく似ているが、 変愚には無い仕組みがいくつもある。ここではそれを一通り並べる。
まず数で見る
| 変愚蛮怒 | Frox | |
|---|---|---|
| 職業 | 29 | 67 |
| 種族 | 38 | 83(うちモンスター種族 27) |
| ダンジョン | 21 | 44 |
| アーティファクト | 271 | 392 |
| 敵 | 1,433 | 1,394 |
敵の数はほぼ同じだが、職業と種族はおよそ倍で、 ダンジョンは 2 倍以上ある。Frox の特徴は「選べるものの多さ」である。
モンスター種族——人間をやめる
変愚では冒険者は人間かエルフか、ともかく人の形をしたものである。 Frox では生まれるときにモンスターそのものを選べる。27 系統あり、 ドラゴン・悪魔・リッチ・吸血鬼・トロル・巨人・ハウンド・ゼリー・ ビホルダー・天使、さらには指輪・剣・鎧・かぼちゃまである。
これは見た目の話ではなく、身体の作りがそのまま制約になる。 たとえばドラゴンは人の形をしていないので鎧も手袋も靴も着けられないが、 その代わり指輪を 6 つはめられる。育つにつれてブレスが強くなる。 装備の枠そのものが種族で変わるので、遊び方が根本から変わる。
モンスター種族は経験レベルではなくその種族なりの段で成長し、 途中でより上位の姿へ進化するものもある。
憑依——敵の死体に入る
27 系統のうち憑依(Possessor)はとりわけ変わっている。 素の姿では何もできない無害な生き物だが、倒した敵の死体に入り込んで、 その身体の力を自分のものにする。
能力値・技能・呪文・耐性・生まれつきの力は、
すべていま入っている身体で決まる。呪文に使う能力値まで変わる——
見習プリーストに入れば賢さ、見習メイジに入れば知能になる。
だから新しい身体に入るたびに、種族の力(U)と
魔法(m)を確かめ直すことになる。
制約もきつい。死体を落とさない敵も多く、良い身体はなかなか手に入らない。 身体を出ると光源以外の装備がすべて外れ、もろい素の姿に戻る。 しかも出るとその死体はたいてい壊れる。 生命力が減ると身体を保つのが難しくなり、 大きな痛手を受けると弾き出されることがある。
自分で職業を組み立てる——スキル・マスター
変愚の職業は決められた型だが、Frox のスキル・マスターは 技能を点で買って自分の職業を作る。生まれたときに 5 点、 レベルが 5 上がるごとに 1 点、合わせて 15 点になる。
近接・飛び道具・魔法などの群れに分かれていて、 群れに入れた合計がその方面の腕前を決め、技能ひとつひとつに入れた点が その武器の熟練度や攻撃回数を決める。 選び直しはできないので先の見取り図が要る。
装備にルーンを刻む——ルーン・ナイト
ルーン・ナイトは力のルーンを装備に刻んで戦う職業である。 ルーンの種類ごとに違う力が付き、同じルーンでも刻むアイテムの種類で効き目が変わる (おおむね兜や手袋より鎧に刻むほうが強い)。
1 つのアイテムに刻めるルーンは 1 つだけで、外すことも変えることもできない。 刻むとたいていマナを使い切り、ルーン・ナイトはふつうにはマナが回復しないので、 試しに刻んでみるという遊び方ができない。詳しい早見表は ヘルプにある。
矢筒
変愚には無い装備の枠である。矢筒を装備し、そこに矢や弾を入れる。 袋の枠を使わずに弾を持ち運べるので、射撃で戦う職業には要るものになる。 武器専門店で買える。
コーヒーブレイクモード
レベルが速く上がり、荒野が無く、ダンジョンが浅くまとまった短い版である。 一区切りが短いので、始めたばかりのうちや、 腰を据えて遊べないときに向く。初心者モードを選ぶと一緒に入る。
変わらないもの
次のものは変愚にもある。移ってきた人がとまどう必要は無い。
- 熟練度——武器・呪文・乗りこなし・格闘術。どちらにもある。
- 二刀流——どちらにもある。
- 初心者モード——どちらにもある。
- 町と店、荒野、クエスト、アーティファクト、エゴ。