毒 Poison
英語版 CrawlWiki の記事「Poison」(0.34 向け、2026-09-21 版)の翻訳です。原文の著者は編集履歴をご覧ください。
このページは効果としての毒の記事だ。削除された呪文の系統とスキルについては毒の魔術を参照。
毒は、迷宮を探索していて最もよく出くわす属性の力の一つだ。たいていは毒を持つモンスターに刺されたり噛まれたりして受けるが、呪文や毒液で与えられることもある。
目次
基本情報
毒を受けるというのは、ふつうは毒の状態異常になることを指す。持続時間と1ターンあたりのダメージは毒の重さで決まる。毒は重ねがけでき、何度も毒を受けるほど重くなる。プレイヤーの場合、重さは「毒」の文字の色で表される(黄 → 明るい赤 → 赤)。モンスターの場合は、x で調べれば重さがわかる。タイル版では、モンスターの毒は緑のしずくで表される(「極めて重い毒に冒されている」= しずく3つ = 最大)。
また、水銀の鏃、有毒の蒸気、毒素の矢などの呪文は、毒の直撃ダメージを与える。これはふつうのダメージと同じだが、毒耐性で軽減される。
軽い毒なら低レベルのキャラクターでもまず耐えられるが、重い毒は時間とともにとてつもないダメージになることがある。どちらにしても、毒が抜けるまでは戦闘を避けて休むのがほぼ常に最善だ。徘徊するモンスターを避けるなら、敵を片づけた階で休むとよい。
毒は視界の外にいるモンスターにもダメージを与え続ける。ただし、別の階にいるモンスターには何も起こらない。
毒を与える手段
プレイヤーは(そしてモンスターも)次の方法で毒を与えられる。
毒の種類
毒液のブランドの武器のほかに、生まれつき毒の攻撃を持つモンスターもいる。毒には通常の毒と強い毒の2種類があり、どちらも攻撃が当たるたびに1/3の確率で発動する。
- 通常の毒は、モンスターの HD の2〜4倍のランダムな量だけプレイヤーを毒に冒す。
- 強い毒の場合は、モンスターの HD の3.67〜6.5倍になる。
毒液のブランドの武器は仕組みが違う。モンスターがプレイヤーを攻撃したときは、75%の確率で6〜13の毒ダメージに、与えた物理ダメージの0〜1.5倍のランダムな量を足した毒が加わる。プレイヤーがモンスターを攻撃したときは、1 + (4 + 1d8 + 1d<1.5 * dam>)/7 「スタック」の毒を敵に与える。
毒耐性
プレイヤーもモンスターも、1段階の毒耐性(rPois+)か、完全な免疫(rPois∞。コードの中では rPois+++ と表される)を持てる。rPois+ は重ならないので、オクトポードが指輪を3つはめても免疫にはならない。
毒耐性には次の効果がある。
- ほとんどの毒の状態異常を66%(2/3)の確率で防ぐ。
- クラーレ毒による減速、巨大赤色蜂と女郎蜘蛛による減速・麻痺、形なきクラゲによる麻痺、敵のアリステイアの酩酊を66%の確率で防ぐ。
- 毒の直撃ダメージが66%減る。
- 毒ガスの雲、水銀の蒸気の毒、悪臭の雲が完全に効かなくなる。
さらに、rPois を持つモンスターには(プレイヤーは別だが)クラーレ毒がまったく効かない。ほとんどの効果について、毒耐性は受ける毒の量そのものは減らさない。減るのは毒を受ける確率だけだ。
毒に免疫のある生き物は、毒に冒されず、毒の直撃ダメージも受けない。
ただし、水銀の鏃とエリンギャの毒沼のダメージは70%が毒の直撃、30%が物理なので、毒に免疫のある生き物でもこれらの呪文からは多少のダメージを受ける。毒耐性を持つ生き物は、これらの呪文から合計53%のダメージを受ける。
毒への脆弱性
一部のモンスター(特に昆虫と蜘蛛)は毒に弱く、毒の攻撃から2倍のダメージを受け、受ける毒の量も2倍になる。免疫の低下の呪文によって脆弱になることもある。
rPois+ が1段階でもあれば脆弱性は打ち消され、毒からはふつうのダメージを受ける。毒に免疫があれば、もちろん脆弱性は何の意味もない。
耐性の入手元
毒耐性はいろいろな手段で手に入る。
- 毒耐性の変異
- 沼ドラゴンの鱗一式
- ゴールドドラゴンの鱗一式
- 毒耐性のエゴがついた防具
- 錬金術の杖
- 耐毒の指輪
- ティアマトの竜の皮のクローク(攻撃ごとに50%の確率)
- ランダムアーティファクト
- 耐性の薬
- 樹木化の薬による樹化
- 竜化
- ナーガや緑色ドラコニアンであること
このほか、完全な免疫を得る手段もいくつかある。
- アンデッドの種族(ミイラ、ポルターガイスト、レヴナント)、ガーゴイル、ジンニーであること
- 死霊化、石像、嵐化のプレイヤーは、その形態でいるあいだ毒が効かない。ただし変身中は毒の残りが減っていかないので、毒に冒されたまま変身すると、変身が終わったときにまったく同じだけ毒が残っている。
- オルグレブの杖を構えること。上の変身と違って、構えているあいだも毒の状態は(害なく)減っていく。
- ジンの生命の活性化の能力。毒は害なく減っていく。
耐性以外にも、毒に対して役立つものはある。
- ほかの手段で回復しても毒の状態は治らないが、毒が抜けるまで持ちこたえるだけの HP は稼げるかもしれない。
毒の治し方
毒耐性のないキャラクターでも、毒が抜けきる前に治してしまえば最悪の事態は避けられる。手段は次のとおり。
毒の状態
毒の攻撃を受けたモンスターやプレイヤーは、たいてい「毒」の状態になる。毒に冒されているあいだは、毒の重さに比例したダメージを受ける。毒を受けるたびに前の毒に「重なって」、最終的なダメージが増えていく。ダメージの式はプレイヤーとモンスターで異なる。
プレイヤーの場合の式
- プレイヤーの場合、毒の総ダメージはあらかじめ決まっていて、毎ターンその一部を受ける。毒が重いほど、1ターンあたりのダメージは大きく、持続時間も長くなる。最終的に受けるダメージの合計は、HP バーの黄色く強調された部分で表示される。
- % キーを押すと、毒がどれだけ残っているかがわかる。たとえば 16 -> -16 なら、再生と耐性を考慮したうえで、今の毒で HP が16から-16まで減るという意味だ。毒のダメージは少しずつ、10 aut ごとに残りの毒のおよそ1/5ずつ与えられる。たとえば再生がなければ、16 -> -16 は最初の1回でおよそ6.4のダメージ、続いて 5.1 → 4.1 … となる。再生がある場合、表示される量はその間に回復する分をすでに差し引いているので、実際の毒のダメージは表示上の32より大きく、その32のダメージのうち毎ターン受ける割合は最初のほうに偏る(再生のアイテム1つなら 9 → 7.2 → 5.8 といった具合)。
- ケイブリアドスを信仰していると(信仰心は問わない。贖罪中は除く)、毒の aut あたりのダメージは2/3になるが、持続時間は1.5倍になる。つまりダメージが長い時間に分散されるので、そのぶん HP を回復する時間が稼げる。
モンスターの場合の式
モンスターの毒は、受けた毒の「スタック」の数で表される。毒を与える手段はそれぞれ1つ以上のスタックを与える。スタックは最大4つで、[1]そこまで達したモンスターは「この上ないほどに毒に冒された」状態になる。
1ターンあたりのダメージは、モンスターが受けている毒のスタックの数で決まる。[2]
- スタックが4つなら基本ダメージは1。それ以外なら0。
- 50%の確率で、さらに
1d(stacks + 1)のダメージ。 - モンスターが毒に弱いなら、さらに
2d(stacks) - 1のダメージ。
このダメージは、そのあと毒への脆弱性で補正される(耐性による補正はない)。
| スタック数 | 通常 | 脆弱 | 表示 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| ダメージ | 平均 | ダメージ | 平均 | |||
| 1 | 0-2 | 0.75 | 1-3 | 1.75 | 毒に冒されている | |
| 2 | 0-3 | 1 | 1-6 | 3 | 重い毒に冒されている | |
| 3 | 0-4 | 1.25 | 1-9 | 4.25 | 重い毒に冒されている | |
| 4 | 1-6 | 2.5 | 2-13 | 6.5 | 極めて重い毒に冒されている | |
変更履歴
- 0.27 より前は、毒がプレイヤーに与えるダメージはずっとゆっくりだった。総ダメージは同じだったが、1ターンあたりのダメージは小さかった。
- 0.18 より前は、毒耐性を持つモンスターは、毒の杖と毒素の矢によるものを除いて、毒の状態異常にならなかった。
- 0.17 より前は、毒耐性があれば毒のある肉を食べられた。毒のある肉は、今では食べられない肉に置き換えられている。
- 0.14 より前は、毒の時間あたりのダメージは固定値ではなくランダムだった。
- 0.13 より前は、石像に変身した状態で得られる毒耐性は1段階だけだった。
出典
- ↑ mon-ench.h:8 (0.31.0)
- ↑ mon-ench.cc:1549 (0.31.0)