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Zot:5

英語版 CrawlWiki の記事「Zot:5」(0.34 向け、2026-10-06 版)の翻訳です。原文の著者は編集履歴をご覧ください。

ゾットの領域:5はゾットの領域の最下層だ。階の一部はゾットの領域:1〜4と似た作りだが、残りはゾットの大広間(オーブの部屋とも呼ばれる)という巨大な固定ヴォールトが占めていて、そこにゾットのオーブが置かれている。オーブを拾ったら迷宮を上って脱出すれば、ゲームクリアだ。

オーブの部屋は、ゲーム中で通り抜けなければならない場所のなかでも指折りの危険地帯だ。壁はほぼすべて破壊できず、モンスターが群れで押し寄せてきやすい造りになっている。特に危ないモンスターは次のとおり。

正面から突っ込むのはまず自殺行為だ。生きて帰るには、自分のキャラクターの構成を見直し、それに合った攻め方を考えておこう。以下では役に立つ情報と、よく使われる戦略をまとめる。

仕組み

ゾットのほかの階と同じく、テレポートは発動が遅れ、瞬間移動の巻物は着地点が最大2マスずれることがある。

オーブの守護者を1体でも倒すと、この階にある2体の果てなきテッセラクトが起動する。テッセラクトは時間をかけて少しずつ、強力な敵をランダムな場所に呼び出す。片方を壊せば両方とも壊れる。

ゾットのオーブに収拾を使うと33%の確率で失敗し、失敗しても大きな騒音が出る。

準備するもの

オーブの部屋を生き延びるのに役立つアイテム・能力・体質を、だいたい重要な順に挙げる。

下準備

テッセラクト

ほとんどのキャラクターは、I Boundless tesseract.png 果てなきテッセラクトを意識しておく必要はあるが、それで無茶をする必要はない。オーブの守護者が倒されるとすぐにテッセラクトが起動し、プレイヤーは時間に追われることになる。休みすぎたり、長い時間をかけて遠くまで敵をおびき寄せたり、階を出て休憩や装備の立て直しをしたりするのを防ぐための仕掛けだ。

とはいえ、テッセラクトを急いで壊しに行かなければならないわけではない。たいていのキャラクターは、すぐに突っ込んでもまずうまくいかない。押し寄せるモンスターの群れは手に負えないし、テッセラクト自体も毎ターンHPが10回復するという驚異的な再生力を持っている。それに、テッセラクトが敵を呼び出すのは自分のまわりではなく階のあちこちなので、新しく出たモンスターにすぐ「守られる」こともない。

モンスター別の対策

球体

* Orb of fire.png 炎の球体/* Orb of winter.png 冬の球体/* Orb of entropy.png エントロピーの球体は、そのゲームで出てきたのがどれであれ、ゾットの領域:5でいちばん恐ろしいモンスターの一つになる。対応する耐性がないと、とてつもないダメージをあっという間に叩き込んでくる。瞬間的な大火力で倒しきれないかぎり、あとまで響く痛手を負うのはまず避けられない。どの球体も単体で非常に危険なので、ほかにも手強いモンスターを引き寄せてしまったら、逃げ出すのが賢明だ。

どの球体が出るかは、諸宗派の寺院とゾットの入口のすぐ外にある彫像を見ればわかる。

リッチ

L Ancient lich.png 太古のリッチとL Dread lich.png 恐怖のリッチも非常に危険なモンスターだ。どちらにも同じ対策が通じる。自分を強化して、相手の弱点を突きまくろう。太古のリッチはいつでも腐食の矢か水晶槍を撃ってきて大ダメージを与えてくるし、恐怖のリッチは凶悪な悪魔を呼び出し、拷問と天罰を放ってくる。

殺人ピエロ

p Killer Klown.png 殺人ピエロは単体ではそれほど危険ではないが、ピエロのパイの投擲でいろいろな嫌な状態異常をかけてくる。静寂や薬×をかけられることがあり、どちらも逃げ手段を大きく狭めてしまう。受けるダメージが+50%になる効果もある。

その他

モンスターを見つけたら、そのつど気を引いて安全な場所まで下がり、そこで倒すようにしよう。遠隔攻撃を持つもの(殺人ピエロ、ドラゴンやドラコニアン、電気のゴーレム)は追いかけながら撃ってくるので、曲がり角の陰に隠れて追ってこさせる必要があるかもしれない。

敵は標的が見えていなければ呪文を唱えない。相手をしないまま視界に入れておく時間は、なるべく短くしよう。近接型のキャラクターは、曲がり角の向こうへ下がって相手を近接攻撃の間合いまで引き寄せるといい。こちらから駆け寄ると、そのあいだに何ターンも水晶槍を撃たれたり悪魔を呼ばれたりするし、未探索の区域に踏み込めばさらに多くの敵に出くわすことにもなりやすい。

罠への対策

設置された罠

モンスターも罠を踏めば作動させられるし、たいていそれで害を受けるのはあなたのほうだ。罠にかからないいちばんの方法は、その罠の視界に入らないこと。次善の策は、モンスターに罠を踏ませないことだ。モンスターはふつう、わざわざ罠のマスに踏み込んだりはしない(罠のマスに移動してくるのは、そこが普通の床でも移動してくる場合に限られる)。

左右二つの「肺」のうち片方は、入口が設置された罠でふさがれていないことが保証されている。ただし入口のまわりにはほかにも罠が多い。


Alarm trap.png 警報の罠はとてつもなく大きな音を立て、あなたを標的状態にする。オーブの部屋の構造上、全部が目を覚ますとは限らないが、大量のモンスターがあなたのところへ集まってくる。

危険はあるが、警報の罠をわざと鳴らして有利に使うこともできる。罠を作動させ、必要なら標的状態を無力化し、加速して(オーブの守護者などを振り切れるように)、好きな場所まで逃げるのだ。

ゾットの領域:5を完全に片づけたなら、オーブを拾う前に警報の罠を踏んでおくのが最善だ。そうしておけば、オーブを持っての脱出中に罠が作動することはない。


Dispersal trap.png よく注意していないと、転送の罠は命取りになりかねない。

転送の罠のまわりを歩くときは十分に気をつけよう。視界に入っているだけで、状況が格段に危うくなる。


Net trap.png 網の罠にかかると投げ網に絡め取られる(EVが半分になり、移動と武器での攻撃ができなくなる)。モンスターが踏んだ場合も、33%の確率であなたの上に網が落ちてくる。網からは、瞬間移動(呪文か巻物)やテレポートで抜け出すか、何ターンかもがいて抜け出せる。


Teleport trap.png 設置されたテレポートの罠は、ほかの罠ほど命に関わるものではないが、それでも気にしておく価値はある。テレポートで消えたモンスターは覚えておいたほうがいい。最悪の場合、逃げようとしているところで背後に炎の球体が現れる。

テレポートの巻物と違って、テレポートの罠はすぐに効果が出る。いざというときは、テレポートの罠でまずい状況からの脱出を図れる(テレポートの巻物を読んでからテレポートの罠を踏む手もある。罠でいい場所に出られたら、もう1枚巻物を読んで発動待ちのテレポートを取り消す。そうでなければ、立て続けに2回目のテレポートが起きる)。


Harlequin trap.png 道化の罠はモンスターに混沌の力を与える。麻痺や減速といった致命的な効果をかけられるおそれがある。


Zot trap.png ゾットの罠はいちばん恐ろしい罠だ。あなたを麻痺させることがあり、炎の球体や太古のリッチの隣で、あるいは何体もの炎の球体やリッチの隣で4ターン麻痺すれば、まず死ぬ。ほかにも嫌な効果がたくさんあり、詳しくはゾットの罠のページにまとめてある。転送の罠と同じく、モンスターに踏ませないよう全力を尽くそう。

悪意

ゾットの領域:5に縦穴で落ちてくることはないが、出どころのない悪意で警報やテレポートの効果が起きることはある。オーブの部屋にテレポートで飛ばされるのは、ゾットの領域:5で起こりうる最悪の事態だ。ゲームのほかの段階での悪意と同じく、防ぐ手立てはほとんどない。

-Teleのついたアーティファクトがあればテレポートの効果は防げるが、瞬間移動の巻物やテレポートの巻物も使えなくなるし、この属性は外すのに5ターンかかる装備品にしかつかない。そもそも-Teleのアーティファクトが見つかるとは限らず、使えるものとなればなおさらだ。もし手に入ったら、-Teleをつけたまま外側を片づけ、外してから肺に入るという手がある。

全体の戦略

注意: 以下の戦略は特定の能力や戦術を前提にしているので、あなたのキャラクターには当てはまらないかもしれない!

少しずつ部屋を片づける

いちばん素直な戦略は、部屋に入ってなるべく少ないモンスターだけを起こし、下がって1体ずつ倒すことだ。あとはこれをくり返す。オーブの部屋に隣り合う二つの区域を探索するときは、仕切りの壁に沿って進み、曲がり角からのぞいて、見つけたモンスターを引っぱってこよう。強引に進むと、一度にさばききれないほどの脅威を呼び込むことになりやすい。

この戦略は騒音をうまく使えばやりやすい(注意を引くには、叫ぶ、騒音の巻物を読む、呪文を唱えるのが確実だ)。音を立ててモンスターを何体か呼び寄せ、追いかけさせて逃げる。ただ、部屋の造りとオーブの守護者の巡回のせいで、群れに飲み込まれずにこれをやるのは難しいかもしれない。テッセラクトが起動してからは、時間をかけすぎないようにも気をつけよう。

軍勢を率いて乗り込む

できるなら、なるべくたくさんのしもべを呼び出そう。あとはしもべが敵と戦っているあいだ、後ろに控えていればいい。やり方はいろいろある。

火力で押し通る

妖術に特化していて、MPを確実に補給する手段(魔力の薬、シフ・ムーナの魔力回復強化、血の昇華など)があるなら、レフディブの水晶槍、破壊の爆裂球、炎の嵐、粉砕といった上位の呪文で、単純に吹き飛ばしながら進めることも多い。魔火花の従者を連れているならなおさらだ。騒音には気をつけ、MPでさばききれないほどのモンスターを呼び寄せないようにし、必要ならためらわずに下がって立て直そう。

「肺」の壁を壊す

それぞれの区画の入口は石の壁で囲まれている。たいていのキャラクターには壊せないが、壊せるキャラクターもいて、ゾットの領域:5を自分の土俵で戦える。肺の壁を壊せば、敵に前後から挟まれずに済むし、厄介な位置にある罠を避けられるし、テッセラクトまでの近道を作ったり、オーブまで一気に駆け込む短い道を作ったりもできる。

隠密/急所攻撃

オーブの部屋に入り、眠っているモンスター(オーブの守護者、太古のリッチ、炎の球体など)に急所攻撃を狙う。できれば影のスカーフを使って、相手にする敵の数を絞ろう。この方法を試すなら、逃げる手段を必ず用意し、隠密をできるかぎり積んでおくこと。オーブの守護者が目を覚ましたら、ほかのモンスターを起こさないよう部屋の外まで引っぱり出してから戦おう。オーブが見えるところまで来たら、拾ってテレポートで逃げる。

マップ

モンスター(オーブの守護者とテッセラクトを除く)と罠はランダムに配置され、オーブの部屋は上下どちらかの向きになる。部屋の中でのオーブの位置は常に同じだ。モンスターは完全なランダムではなく、部屋の左右それぞれに、球体(その回の種類)、リッチ、ピエロのどれかが多めに出る。

Zot5 minimap.png

Zot5 map large.png

ヴォールトのコード全体はdat/des/branches/zot.des:2719(0.30.1)を参照。

変更履歴

以前は、モンスターが視界の外でもテレポートの罠を作動させられた。肺の中のモンスターを起こすと、そのモンスターがテレポートの罠を作動させて肺の外へ飛ばされてくることがあった。そのため、外にとどまって、テレポートしてくる敵をぽつぽつと相手にすることができた(肺の中の敵を一度に全部相手にせずに済んだ)。
また、殺人ピエロはピエロのパイの投擲を持たず、かわりに特殊な(ずっと怖くない)近接攻撃を持っていた。